厚木市で5年間サッカースクールを開催し続け、おおよそ厚木市の少年サッカー界の実態が掴めてきました。

もちろん、どの側面から見るか?によって問題の姿は様々ですが、僕自身が厚木市の少年サッカーに対し、最も『面白くないな』と思うのは、

厚木市は多くの少年サッカークラブが活動しているにも関わらず、各大会の優勝が1〜3チームでほぼ全て独占されている点です。

3チームと言ったけど、様々な例外を排除して行けば、おおよそ荻野SCの一強と言ってもいいでしょう。

上位1、2チームがダントツ。これは何も厚木市に限った話じゃなく世界的な流れですが、Jリーグのように『何処が優勝しても別におかしいことじゃない』といった素晴らしい例外もある。

それを、もしこの厚木市の少年サッカー界で作れるのなら、外からこの情勢を見ている人(僕ら)にとっては、とても面白い変化になる。

僕らはチームではなくサッカースクール。厚木市の各チームに所属選手たちがいるため、出来れば『今回は誰のチームが優勝するかな?』と、そんなワクワクを持って大会結果の報告を彼等から受けたいと思っています。

そして、こんな戦力の二極化を、市内にあるスクールがもっと頑張ることで、少しながら是正することができるのではないでしょうか?

そう思うのは、何処か特定のチームではなく、サッカースクールという集団は、バラバラのチームの選手達を数名づつ抱えているものだからです。

例えばうちには荻野、戸田、ハリマオ、レヴァンテ、トビオ、南毛利、バリチェ等、様々なチームに所属する選手がいますが、

しっかりと練習を行っていけば上位チームの選手とも皆んな戦えるようになります。荻野vs他チームの子でゲームを行なっても互角の戦いを見ることができる。

もちろん、週に3回も4回も練習のある上位チームの選手達の方が、ボール操作における技術は圧倒的に上。しかし『試合の戦い方』を知れば、ゲームでは互角、もしくはそれ以上の戦いに持ち込むことが出来る。

それがサッカーです。

僕はいつも彼等に試合での戦い方を徹底的に指導していますが、それがいつか何処かで厚木市内のジャイアントキリングを発生させ、気がつけば

優勢はこっち、しかし油断すればいつひっくり返ってもおかしくない。

そんな試合を厚木市内で頻繁に見れる。

すこしでも、それに近づきたいです。